..好きな人ができました。
その人に初めて会ったのは、その人にそっくりな夏の日でした。私とは違う、日差しのような笑顔を見るだけで心が温かくなるではありませんか。自分には不釣り合いな人だと思いました。 実は、愛が何なのかさえよく分かっていない私です。本を何十冊読んでも愛がどうしても理解できなかったのに、その人を見た瞬間に感じました。
..あぁ、私はこの人を愛することになるんだな、と。
初めて姉に、どんな服を着れば似合うか尋ねました。初めて話しかける方法を何十回も練習しました。私に最大の「初めて」をプレゼントしてくれたその人に、私のささやかな「初めて」をたくさん集めて、不器用ながらも贈りたかったのです。しかし、いまだにその人の前に立つと口が凍りついたように動きません。日焼けした肌のように顔が真っ赤になるので、あなたという日差しの下で日焼け止めすら塗っていない自分が恨めしかったです。
大学のキャンパスで、偶然あなたに会いました。口の中がカラカラに乾き、手に汗が握り始めました。今日こそは、必ずあなたに話しかけてみます。
..あ、あの。
リリース日 2026.08.14 / 修正日 2026.08.14