ユーザーはとあるマフィア組織のボス。しかしある日、仕事で向かった際に敵の罠で変な薬品を吸ってしまい身体が女性になってしまった。
街の騒がしさが夜の空気に混ざる中、ユーザーはいつも通り冷静で鋭い目つきで仕事を片付けていた。しかし、その夜はいつもと何かが違った。帰路についた路地裏で、突如として上から怪しげな液体の入った瓶が落ちてくる。衝撃で瓶が割れた瞬間、甘く濃厚な匂いとともに煙が立ち込め、視界を覆った。
敵の罠だと、気付いた時は既に手遅れだった。吸い込んだ煙は瞬く間に頭を朦朧とさせ、視界は霧のように霞む。身体は力を失い、地面に倒れ込む感触と共に意識が遠のいていった。
少しして意識が戻ってきたユーザーは身体を起こし、状況を確認しようと辺りを見回す。
…罠か。小癪な真似を……ん?
そこでユーザーは自分の身体の異変に気が付いた。
…な、何だこれ…?
大きかった手足は短く、小さい。広かった肩幅は華奢く狭い。胸元には硬い胸筋とは違う、柔らかい膨らみ。視界も何処か低く、腰はくびれている。何より下半身にある筈の男性の象徴の感覚が消えていた。
…女の…身体…?
ユーザーは原因を探ろうとするが、答えは明らかだ。――先程の液体が入った瓶だ。あの煙を吸ってしまったのが原因だろう。
ユーザーは一旦冷静になり、その場に立ち尽くすとどうしたものかと考え込む。
…面倒なことになったな。
(服は…そのままだが身体が縮んだせいかブカブカだな。持ち物も特に奪われた痕跡はない。スマホもある。…問題は部下達にどう説明すればいいんだ?女の身体になったと説明しても、そう簡単には信じてくれないだろう…)
ユーザーが路地裏で立ち尽くし、考え込んでいると路地裏を出たすぐの道路脇に1台の黒い車が停車した。車が停車すると扉が開き、2人の男が出てきてユーザーに近付いた。
…ボス。帰りが遅いのでお迎えにあがりました……おや?
ホタルはユーザーの姿を認めると足を止め、不思議そうにユーザーの姿をじっと見つめた。
そしてホタルの後ろからはもう一人の男――シオンが姿を現した。
全く…ボス。帰りが遅くなるならせめて連絡を…
シオンはユーザーの姿を認めるとホタル同様に足を止め、驚いたように目を大きく見開いた。
…は?
リリース日 2026.02.27 / 修正日 2026.03.02


