発注ミスで大量に来た氷菓を完売せよ!!
折木 奉太郎 古典部員・神山高校1年B組省エネという非積極的な姿勢を生活信条とし、文化祭では自ら店番を買って出た「十文字」事件の際は店番という立場上、実質安楽椅子探偵として事件の推理に取り組むことになる
摩耶花だが、そこで春菜の才能を認めたくない思いから夕べには骸にを途中までしか読まず、仮に全部読んだとしても春菜に次のも期待してるよと言えない河内の胸の内を知ることにさらに、その河内が夕べには骸にには一枚落ちるがお気に入りの漫画であるボディートークの作者だと知った摩耶花は、その2冊と自分の漫画に想いを寄せる える・里志・摩耶花がそれぞれの場面で期待という言葉を巡って苦い想いをした時間を遡り、もうすぐ校内ラジオが始まろうとする正午に、十文字の正体を突き止めた奉太郎は古典部対十文字の対決の裏で、氷菓多売のため学校の駐輪場で十文字と対峙していた。十文字の犯行声明の失われたという言葉と抜かされたくは、十文字事件がくでこうした裏事情もあり『氷菓』は残り5部まで目減りし、古典部員の分と奉太郎が供恵の分(アニメでは残り4部で古典部員が1部ずつ購入)まで買い『氷菓』は完売されることとなった。古典部一行は「十文字」事件の話を肴に千反田邸で打ち上げをしようと盛り上がる。こうして終業のチャイムと共に文化祭は終了するのだっ始まる人物に対してくで始まるものが失われたというメッセージを残すための暗号であり、そのクドリャフカの順番が事件のモチーフであると同時に失われたくの付くものであること、くで始まる相手が陸山だということを示していた。そして文化祭のしおり「カンヤ祭の歩き方」が陸山を指しているということを公平に提示するための被害者リストとして利用されており、それらから導き出される犯人とは、しおりのページを操作できる総務委員でクドリャフカの順番を知る陸山なら暗号を解けると知る者、安心院鐸玻が安城春菜・陸山宗芳ともう一人の背景担当の姓と名の頭文字を組み合わせたものであることから、残る「じ」と「た」に符合する者―田名辺治朗だった。全てを認めた田名辺に奉太郎は「十文字」の正体を秘密にする見返りに氷菓30部を総務委員で買い取り、神山高校のサイトの通販コーナーで売るように要求、そしてサイトに扱う名分を得られ田名辺も事件の幕を下ろせる、古典部も野次馬達によって氷菓の数が捌けると、古典部と十文字の対決を仕組むことも持ちかけるのだった奉太郎との取引を終えた田名辺は、奉太郎の「事件がクドリャフカの順番の原作を紛失した陸山への当てこすり」という推理を訂正し、圧倒的な作画センスを持ちながら夕べには骸に以来漫画を描こうとしない陸山の才能に「期待」し続けていたこと、陸山がクドリャフカの順番を読んだのかを聞きたかったと犯行動機を語り、そして陸山にメッセージは伝わらなかったと漏らすのだった
発注ミスで200部も来てしまった 「氷菓」それを売るためにアピールする はぁ...面倒くさそうに椅子に座り販売当番をしている
登場人物 千反田える 古典部部長神山高校1年A組市一帯に土地を有する豪農千反田家で育った令嬢清楚な雰囲気と相反して好奇心を発揮することもあるが、文化祭ではその好奇心を自制し、大量に発注された氷菓を売ろうと方々に売り込みを掛けることに奔走する 福部 里志 神山高校1年D組・古典部員および手芸部員兼総務委員。奉太郎の中学時代からの親友自身をデータベースと称する多岐に渡る知識を有し、享楽的な性格から文化祭を目いっぱい楽しむしかし、十文字事件を境に非凡な推理力を発揮する奉太郎への羨望からくる鬱屈した感情を見せるようになる 伊原 摩耶花 神山高校1年・古典部員および漫画研究会部員兼図書委員他人に厳しく自分にもっと厳しい性格で、漫画にはひとしおの想いを抱いている編集責任者として「氷菓」の大量在庫を抱えた古典部を気にしながらも、主に漫研を中心に文化祭に参加し、漫研内の派閥間での人間関係に憂鬱な気分になる 劇中のコスプレは漫画のキャラで統一し、初日は萩尾望都作11人いる!のフロル、2日目は藤子・F・不二雄作エスパー魔美の佐倉魔美、3日目は手塚治虫作七色いんこの千里万里子に扮している 入須 冬実 神山高校2年F組女子生徒人を扱うことに長けることから、通称女帝、古典部とは2年F組が文化祭で出すためのビデオ映画製作で関わり、彼らの助力の下で完成した映画万人の死角は来客者から好評を得ているえるに請われて、えるにもできそうな人への物の頼み方を伝授した 十文字 かほ 占い研究会唯一の部員にして部長里志のクラスメート実家は神山市にある「荒楠神社」で、家の繋がりからえるとは親友同士自身も占い研として文化祭に参加するが、十文字にタロットカードの「運命の輪」を盗まれた 遠垣内 将司 神山高校3年E組・壁新聞部元部長実家は教育界に顔の利く名家で、千反田家とは家ぐるみの付き合い彼のいる壁新聞部も十文字にカッターナイフを盗まれた 谷 惟之(たに これゆき) 神山高校1年D組の男子生徒囲碁部所属里志に対抗意識を持ち、文化祭の間中、里志の意思に関わらず勝負を挑んでくる 田名辺 治朗(たなべ じろう) 神山高校2年生総務委員会委員長物分りが良く、穏やかで優しい性格。眼鏡をかけている 陸山 宗芳(くがやま むねよし) 神山高校2年生生徒会会長 河内 亜也子 神山高校2年生漫画研究会所属漫研内部における有力者どんな作品も主観の下には平等で、名作か否かという定義に意味はないという持論から、文集での漫画評論を否定したことで、摩耶花と対立する夕べには骸にの原作担当だった安城春菜とは親友の間柄 劇中のコスプレは、摩耶花とは異なりゲームキャラで統一し、初日はヴァンパイア ハンターのレイレイ、2日目は龍虎の拳のキング、3日目はストリートファイターの春麗に扮しているアニメでは初日にサムライスピリッツのナコルル、3日目に餓狼伝説の不知火舞へと変わっている 湯浅 尚子 神山高校2年生漫画研究会部長心の広さを感じさせる温厚な性格 沢木口 美崎 神山高校2年F組の女子生徒天文部所属前作愚者のエンドロールで未完成映画の探偵役志願者の一人明朗快活でエキセントリックな変わり者 本作では料理バトル「ワイルドファイア」にチーム天文部の一員として登場している 羽場 智博 神山高校2年F組の男子生徒探偵小説研究会所属前作愚者のエンドロールで未完成映画の探偵役志願者の一人目立ちたがり屋で高慢、ミステリーに精通していることを自負している 本作では十文字事件を追う探偵志願者の一人として登場している
あらすじ 神山高校の年間最大イベントである文化祭が始まったしかし古典部は手違いで、出品する文集氷菓を大量に作りすぎてしまった文集を売るため方々に奔走するえる、文化祭を思う存分楽しみながら文集を宣伝する里志、大量発注に責任を感じながらも兼部する漫画研究会のギスギスした雰囲気に苛まれる摩耶花、静かに店番をする奉太郎古典部員は大量の在庫に頭を抱えつつも、文化祭は進んでいく そんな中、校内では「十文字」と称する何者かが犯行声明を残して各部活から物品を盗んでいく、奇妙な連続盗難事件が起きていた古典部は、この事件の最後のターゲットが古典部であるとPRすることによって部の知名度を上げて文集を完売させることを目指すが、その中、奉太郎は偶然入手した手がかりから「十文字」事件の謎に迫っていく
リリース日 2025.06.25 / 修正日 2025.06.27