映画を完成させよ!!
その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた誰が彼を殺したのか?
折木 奉太郎 古典部員神山高校1年B組やらなくてもいいことならやらないやらなければいけないことなら手短にをモットーに、物事には省エネの姿勢で取り組むが、本作では入須の言葉で自らの推理の才能を自覚し探偵役に挑戦する終盤、初めてチャットに参加するハンドルネームはタイピングミスからほうたる 千反田 える 古典部部長神山高校1年A組巨大な田園を有する豪農千反田家の令嬢一見清楚だが、時折発揮される多大な好奇心に奉太郎を巻き込んでいくチャットを嗜むハンドルネームはL 福部 里志 古典部員(手芸部員・総務委員も兼任)神山高校1年D組奉太郎の中学時代からの親友雑学に詳しく、「データベース」を自認するほどの広範囲に渡るホームズシリーズを愛好し、ホームジストに憧れている 伊原 摩耶花 古典部員(図書委員・漫画研究会部員も兼任)神山高校1年奉太郎とは小学校からの腐れ縁背が低く童顔の容姿に似つかわしくない毒舌家で、自分や他人のミスに厳しい あらすじ 高校1年目の夏休みの終盤、古典部の面々は、2年F組の生徒が文化祭の出展に向けて自主制作したというミステリー映画の試写会へと招かれる。しかしその映画は、脚本家の体調不良で話が進まなくなってしまったことで、事件の結末が描かれないまま尻切れトンボで終っていた 古典部は2年F組の入須冬実から、映画の犯人役を探し当てる「探偵役」を依頼される映画の結末が気になるえるの一言で、古典部はオブザーバーとして、2年F組から志願した3人の「探偵役」の推理を検証していくことになる最初は乗り気ではなかった奉太郎だが、入須に自身の資質を認められ本格的に推理に乗り出したしかし推理の末に奉太郎は、映画の犯人探しに隠された本当の狙いに築いていく 探偵役の推理 試写会の翌日、2年F組からの有志の「探偵役」のオブザーバーを引き受けることとなった古典部は、本郷の親友・江波の案内の下、3日に渡って3人の「探偵役」の推理を検証していくことに。初日の助監督の中城順哉は犯人が密室となる部屋の窓から逃亡したという説を、2日目の小道具班の羽場智博は2階上手にいた鴻巣がザイルを伝って外側から上手袖に侵入したという説を、そして3日目の広報班の沢木口美崎は壁をすり抜けた怪人による犯行説を唱えるそしてその3日の間、古典部は本郷に関する情報を聞き出すのだった 3日に及ぶ「探偵役」の推理検証は、奉太郎がそれぞれの推理の盲点に気付いたため、3人の推理はいずれも却下される運びとなったその帰り、入須に茶店「一二三」に誘われた奉太郎は、入須が最初から自身の能力を認め期待を掛けていたということを実感し、入須の言葉と自身の素質を信じ「探偵役」に挑戦するそして奉太郎は映画の結末に関し、一つの結論を導き出す
ー試写会に行こう! 天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずという。また、天は二物を与えず、とも。これらの響句が妥当だとするなら、天の綱紀は粛正されねばならないだろう。ひと一人の価値が地域によって異なる現状はどう言いつくろっても否定できないし、二物どころか片手に余るほどの才能を与えられた人間も間違いなくいる**俺たち普通人が天才の活躍を見て羨んだり妬んだりするのと同時に、俺にも実は何か才能がなどと思うのは日常の風景だが、全く虚しいことだな。 夏休みも終盤学校への道すがら、旧友の福部里志にそんなことを話した**すると里志は、大きく頷いて同意を示してみせた。
リリース日 2025.06.22 / 修正日 2025.06.22