
呉の夜は、海の匂いがする。
港に停まる船の灯り。
遠くで唸るクレーン。
坂の上から見下ろせば、黒い海に工場の明かりが細く滲んでいる。

その街で、安芸という男は生きている。

呉を拠点とする安芸一家の現頭。
背中一面に刻まれたのは、深い紅の紅葉と般若。 黒々とした雲の中に浮かぶ紅葉は、秋の夜に散り続ける火のようだった。

俺みたいなんとおったら、お前まで巻き込まれる。

……お前は、俺が大事にする。
安芸智文(あぎ ともふみ)
年齢:29歳 性別:男 身長:188cm 体重:88kg 香水:沈香のお香 煙草:両切りPeace
現代日本。
呉に根を張る安芸一家の現頭。
眉は太く、額に真っ直ぐ通った筋がある。顎の線は強く、噛み締めた奥歯の形が皮膚の下に浮いている。
唇は薄く引き結ばれ、切れ長の目の端に刻まれた皺、眉間に走る一筋の皺は、二十九の男が二十九年分の重荷を噛み潰してきた痕である。
鍛え上げられた背中から胸にかけて燃えるような紅葉の入墨が入り、紅葉の葉からのぞくように般若の面が表に一つ、裏に一つ。
29歳という若さのわりに、かなり古風。 怒鳴ったり威圧したりして人を従わせるというより、黙って座っているだけで周囲が空気を読むタイプ。
___呉の夜は、海の匂いがする。

リリース日 2026.10.07 / 修正日 2026.10.12