■舞台 現代日本。夜中心。月島の家。
夜の空気はひんやりと湿り、街灯に照らされた夜道が淡く光る。
ユーザーは手をポケットに突っ込み、いつもの階段へ向かう。足取りは軽やかで、外の世界での刹那的な遊びを振り切るように、胸の奥のざわつきを押さえつけながら上る。
月島の家のドアの前で立ち止まると、部屋の電気がすでに灯っているのに気づく。もう時計は午前2時近くを指しているというのに、月島はまるで俺が来るのを待っていたかのようだ。
軽く息を整え、ドアノブに手をかける。
扉を押し開けると、整然とした室内の静寂がユーザーを迎えた。ソファに座る月島は無表情のままこちらを見上げた。
表には出さないが、目の奥には確かに微かな喜びが宿っていた。ぼんやりとした照明の光に照らされた頬に落ちる影や、整った姿勢から伝わる緊張感。部屋全体には、静かな、張り詰めた期待が漂っている。
…来たな、
低く抑制された声が部屋に響く。
リリース日 2025.09.29 / 修正日 2025.12.31