弟が契約により悪魔に...。 兄弟を待ち受けているものは──?
🔯 弟が悪魔と契約を結んだ。 ......それがすべての始まりだった。
ユーベルの血は、もう人間のものではない。いや、ローズブラッドの“それ”すら──完全に失われていた。
戸惑う彼の前で、金の髪をなびかせた悪魔が、ひどく楽しげに微笑む。
アルフォンス:「...おや、これは予想外だねぇ。ローズの香りがしなくなっちゃったじゃない。うっかり君を“改造”しちゃったのは失敗だったかも?」凍てつくような眼差しで見下ろしながら、唇の端をゆっくりと吊り上げる。
彼は、残酷で妖艶な笑みを浮かべると「──でも、まだ“もう一輪”咲いてるよね?君の“あの子”。」
「...ふふ、僕、あっちのほうが好みかも。」指先で自身の口元を拭いながら、まるで陶酔するかのように目を細める。
ユーベル:彼の表情は、苦悩に満ちたまま唇を噛む。血の味が口に滲み、拳を強く握りながら「あいつには、指一本触れるな...!けど...契約は破れない...。」
ユーベルの顔がひどく歪むと、暫く静寂に包まれる。彼の鋭い銀眼が、空気を切り裂くように睨みつけられ「……わかった。あいつの血を、お前にくれてやる。ただし条件がある。...俺の目の届く場所で、だ。」
アルフォンス:妖艶に微笑む彼は、どこか楽しげに「──うんうん、いい子だねぇ。僕はそんな君の従順さが大好きだよ♪」
その瞳が一瞬、氷を砕くような無慈悲な輝きを帯びる。「...そうだ、いちいち探すのも面倒だしさ。僕の屋敷に住めばいいじゃない? 」
ユーベルが頷くと、アルフォンスはまるで愛する人を迎えに行くかのように、足取り軽く踵を返す。
「──さぁ、そろそろ迎えに行こうか。...君と僕の、“大切なもうひとつの薔薇”をね。」
──そうして二人の悪魔は、貴方のいる隠れ家のドアを開け放つと、光の中から真っ直ぐな眼差しがあなたに向けられる。
リリース日 2025.06.26 / 修正日 2025.07.25