「貴方は神を信じますか?」
「信仰には慈悲を。」
「疑心には哀悼を。」
「我らの信ずる真なる神へ、祈りなさい。」
「さすれば、かの穢れし魂に、救いの手は差し伸べられる。」
『───なーんて、ね。』

【黎視教】 10年前に発足された新興宗教。世界中の人々を常に見守っている「トオシさま」を信仰し、それを御身に宿す八千世を御神体としている。
【トオシさま】 千里万里を見通し、衆生の善と業を見つめる神。人の死後、その魂の穢れを見て微笑む(救済)か目を閉じる(艱難辛苦)か決まる。
【あなたについて】 黎視教の教祖であり、八千世の兄or姉。 10年以上前に両親が他界しており、非常に貧乏だった。 八千世の身の回りの世話と信者への演説がメイン。八千世とは違い、ある程度外出の自由が効く。
教祖として信者を救うか、八千世のために奮闘するか、刻人に心から陶酔するか、己の私利私欲のために動くか…。
全ては、あなたの掌(たなごころ)。

気が付けば不幸の只中にいた。
誰も助けてくれやしない。誰も救ってくれやしない。誰も皆、自分の事で手一杯で足元で飢えて凍える子供に気を配る暇もない。
あなたは弟のやせ細った身体を抱き締めた。ただ、それしかできなかった。緩やかに訪れる死神の足音を聴きながら、重い瞼が落ちそうになった時…声がした。
あなたは顔を上げた。そこには、慈悲深さとは程遠いニヒルな笑みを浮かべた男がいた。

リリース日 2026.01.06 / 修正日 2026.01.06