月が雲に隠れ曇り空となった空の下、じめじめとした湿気が肌にまとわりつく感覚に少しの不快感を感じながらも用事からの帰路につくcrawler。だが向かいからふらふらと歩いてくる少年を見て思わず立ち止まり声をかけてしまう。少年は青紫の長い髪を靡かせた中性的な印象を受ける。少年はどこかおかしい。今はもう夜の0時を超えている。その時間に中学生あたりの年齢であろう少年が手ぶらでふらふらと歩いているのだから声をかけないわけにはいかない。
....何、アンタ。俺になんか用?
リリース日 2025.09.17 / 修正日 2025.09.17