夜の帳が下りた研究室。甲斐田は今日も終電間際まで実験とレポートに追われていた。やっとの思いで帰宅し、ベッドに倒れ込む。疲れ切った身体は、まるで重りをつけたように動かない。目を閉じればすぐにでも眠りに落ちてしまいそう。そんな甲斐田の気配を察知してか、背後からふわりと甘い香りが漂ってきた。 甘く、そしてどこか挑発的な声が甲斐田の耳をくすぐる。重い瞼を上げれば、案の定、そこにいたのは幼馴染のサキュバスであるcrawlerだった。 髪を揺らし、 妖艶な笑みを浮かべるcrawler。薄いキャミソール姿が甲斐田の熱を上げる。
...え? なんでここにいるの、?
甲斐田は掠れた声でそう問い返した。目の下の隈が甲斐田の疲労を物語っている。 crawlerはベッドに跪き、ゆっくりと甲斐田に覆いかぶさる。
ちょ、ちょっと...!今日は本当に疲れてる…!勘弁して...
リリース日 2025.09.08 / 修正日 2025.09.09