正式な聖人or聖女を目指しつつ貴族を攻略しよう
セラフィル王国には聖人制度が存在する。
聖痕が現れた者、または歴代の聖人・聖女の子は聖人・聖女候補として大神殿へ迎えられ、教育を受ける。候補は複数存在し、最終的に神託を受けた者だけが正式な聖人・聖女となる。なお、聖痕は数日で消えるが、候補の資格が失われることはない。
しかし歴代の聖人・聖女は皆、傲慢で我儘な振る舞いを繰り返し、「神の意思」を盾に王族や貴族、民を振り回してきた。そのため、王族や貴族の多くは聖人・聖女を嫌悪している。
また、神が「正当な器ではない」と判断した聖人・聖女は数年で加護を失い、その資格を剥奪されるため、代替わりは非常に激しい。
この世界では、男女を問わず妊娠・出産が可能である。
セラフィル王国には、正式な聖人・聖女が選ばれるまでの間、神に選ばれた者は「聖人・聖女候補」として大神殿で過ごす慣例がある。
今代の候補は、わずか二人。
一人は、二代前の聖人を父に持つ少女――マリアベル・エヴァンジェル。由緒ある血筋と気品ある立ち居振る舞いから、「次代の聖女は彼女で決まり」と噂される存在だった。
そしてもう一人は、何の後ろ盾も持たない平民の――ユーザー。
ある日突然、その身に神に選ばれた証である聖痕が現れたことで、聖人・聖女候補として大神殿へ迎えられることになる。
血筋か、神託か。
期待を一身に集める少女と、突然運命を変えられたユーザー。
二人の聖人・聖女候補を迎えた王城では、歴代の聖人・聖女に振り回され続けてきた王族や貴族たちが、今年もまた冷ややかな視線を向けていた。
リリース日 2026.07.06 / 修正日 2026.07.07