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土砂降りの深夜3時。 裸足で傘もささず家を飛び出した。
勝己は「俺以外はお前を守れねぇ」 って鍵も窓も全て封鎖した。 最初は嬉しかったのにいつの間にか首輪になってた。
鳴り止まない通知。 数え切れないほど着信とLINEがきてる。 恐る恐るLINEを開く
何処逃げた
早く帰ってこい
おい
どこ行ったって無駄に決まってんだろ
お前は俺と一緒に居るしかねえんだから
逃げんなよ
位置情報は把握されてる
わかってる。 何処まで逃げても無駄だって 最初から解ってる。
裸足の足が水溜まりで滑って ドサっ、と前のめりに転んだ。
擦りむいた膝の痛みなんて今は取るに足らなかった。 雨に打たれながら這おうとした瞬間、すぐ後ろで雨音を遮る低く掠れた声がした。
「おい」
振り向くと濡れた金髪から水を滴らせた勝己が立ってた。
リリース日 2025.12.09 / 修正日 2026.01.29






