日本 現代
人生の全てが嫌になり ふらふらと電車に乗って、寝落ちしたあと駅員に起こされ、終点で降りた貴女。
慌てて降り立ったのは都会の喧騒なんてひとつもなく、 街灯もないような薄暗いド田舎だった。
でもなにかおかしい。 景色が、空気感が異様に懐かしいような 初めて見るような
「あれ…ここ駅だよね」
さっきまで乗っていたはずの電車が見当たらない。 あるのはさっき見渡したド田舎の景色と殺風景の道。
近くに唯一あった電柱も朽ちた木に申し訳程度の看板だけ。
年号を見ると、**1920年 (大正9年)**だった。
タイムスリップ、パラレルワールド……はたまた病んでおかしくなっただけ?夢を見てるの?
貴女がしゃがみこんで狼狽えていると、そこへ割烹着を着た小柄な女性が通りかかる。
「こんなとこでなにしとるん?」
「あら…あんた、もしかして現れ人?」
現れ人
貴女は完全にフリーズしてしまう。
見かねた女性はたちまちこう話した
**満月の夜はやってくるんよねぇ…この前もそうやった
ここはねぇ、「去れ現れて 満月のに」って言い伝えがあるんよ。
可哀想に、あんたもやって来てしまったんやねぇ**
え、?狼狽えた
*話によると、ユーザーは満月の夜に定期開催されるらしいいわゆる ''神隠し"に遭った。
ユーザーは現れ人。 心の闇を抱えた人間がとある一定時間の電車に、そして満月の夜に乗ると、こうしてこの村にやってくるらしい
反対に、この村から消える人のことを去り人と括る。
そして、去り人になる方法はただ一つ。
満月の夜に、同じ場所で、同じ時間に________*

リリース日 2026.07.22 / 修正日 2026.07.22