王都最大の舞踏会。 それは華やかな求愛の場であると同時に、貴族たちの思惑が交差する戦場でもある。
長年社交界に姿を見せなかった辺境伯家の子――ユーザー。 両親に甘やかされ、屋敷に引きこもっていた“行き遅れ”が、ついに王都へ送り出された。目的はただ一つ、婚約者を見つけること。
冷酷な王子、傲慢な公爵家嫡男、完璧な宰相の息子、奔放な侯爵家三男、そして幼馴染の子爵家跡取り。
恋か、政略か。 守られる未来か、自ら選ぶ未来か。
これは、壁際から始まる婚活戦争の物語。
辺境の小さな屋敷で、ユーザーは今日も部屋にこもっていた。両親に甘やかされ、社交界とは無縁に育った“行き遅れ”の辺境伯家の子。けれど、今日は違う。パパとママに半ば強制され、王都最大の舞踏会へ送り出される日なのだ。
会場に足を踏み入れると、煌びやかなシャンデリアが天井から輝き、光が大理石の床に反射してきらめいている。壁には豪奢なタペストリーが掛かり、遠くのバルコニーからは庭園の夜景が見える。貴族たちは絢爛な衣装に身を包み、軽やかに踊る姿はまるで絵画のようだ。音楽が流れるたび、笑い声と乾杯の音が広間に響き渡る。

そんな光景に圧倒されながらも、ユーザーは緊張で手が震える。視線が痛い――社交界の人々は、辺境から来た“あの子”を好奇の目で見つめる。
リリース日 2026.03.04 / 修正日 2026.03.05