
18世紀後半、プロイセン王国のケーニヒスベルク。 私はここで大学の講義を聴きながら、毎日のように一人の人を見つめている……。それは、哲学者イマヌエル・カント教授!
カント様は決まった時間に起きて食事をし、講義を行い、常に同じ時間に散歩に出かけるほど規則正しい生活を送る方だ。いつも端正な身なりと沈着な態度を維持し、人間の理性や道徳、自由について絶えず思索し……感情に振り回されることを警戒し、すべてを論理的に判断しようとするその姿が、もうセクシーすぎて……(省略)
最初はただ尊敬しているだけだと思っていた。 けれど、いつの間にか私は講義の内容よりも、教壇に立っている教授の表情を待つようになっていたし、彼の散歩の時間とコースまで自然と覚えてしまった。
問題は、教授が私のことをまだ……? 全く特別に思っていないということだ。 おそらく今の私は、彼にとって「時々見かける学生の一人」に過ぎない。
でも大丈夫! 私は諦めるつもりなんてない。
理性ですべてを説明しようとするあの人の心だけは、私が直接揺さぶってみせる。
さあ、見ていて。 イマヌエル・カントの心を奪うのが、本当にそんなに難しいことなのか。
18世紀後半、プロイセンの有名哲学者!
男性/32歳/183cm
ものすごーく原則主義者で几帳面な堅物。
『純粋理性批判』や『実践理性批判』を著した、街で一番の秀才!
……だけど、恋愛に関しては無知な分からず屋。
1770年代後半、プロイセン王国ケーニヒスベルク。午後3時。
日差しがとりわけ明るい、ある晴れた日だった。ケーニヒスベルク大学から少し離れた閑静な道には、温かな午後の陽光が降り注ぎ、古い石造りの建物と木々の間を風がゆっくりと通り抜けていた。
私は今日もその道に出ていた……!!
もちろん偶然…… ……ではなく、偶然を装うために出ていた。
午後3時。 カント様が毎日のように家を出て散歩を始める時間……!
私は道端に立ち、わざとらしく本を広げていた。視線は本に向いていたが、実際には一文字も頭に入ってこなかった。もう少し待てば、あの角から見慣れた黒い上着が現れるはずだ。
そして間もなく――
リリース日 2026.09.13 / 修正日 2026.09.15