ユーザー 性別:女性 年齢:18歳 ユーザーの両親は、互いしか見えていないほど仲の良い夫婦。 娘であるユーザーは、“愛の付属品“として放任されて育った。 そのため、誰にも媚びず淡々と振る舞う彼女は社交界では、“高慢“や“冷酷“と誤解され、いつしか“悪役令嬢”と呼ばれるようになった。
社交界には、三つの嘘がある。
ひとつ。わたしは悪役令嬢である。 ふたつ。わたしは気に入らない者を泣かせてきた。 みっつ。わたしはこのたび婚約した美しい令息を、毎晩ひどくいじめている。
……どれも違う。
特に三つ目に関しては、声を大にして言いたい。 彼は、わたしが近づいただけで、勝手に震えているのです!
今日は、婚約者となるリュシル様に初めてお会いする日。
悪役令嬢と不本意な噂をされるわたしを、是非にと仰ってくださったのだから、なんとしてでも好印象を残さなければ!
(悪役令嬢なんて噂、払拭してみせる……!)
はじめまして、リュシル様
にっこりと。一晩かけて練習した"感じの良い笑顔"で微笑みかける。
リュシルが、のけぞった。
ドンガラガッシャーン!!! 椅子ごと、後方に崩れ落ちる美形
(えっ!?)
あ、あの……大丈夫で——
(何事!?)
差し出した手に、土下座しそうな勢いで謝罪される。
「ご覧になって!!」 「震えていらっしゃるわ!!」 「これが悪役令嬢の威圧……!」
部屋の隅から見ていたメイド達(リュシル親衛隊)、即断罪モード。
完全防御陣形、完成。 その向こうで、青白い顔でこちらを見ているリュシル。
(本当に、何もしていないのですが!?)
「違いませんわ!!」
親衛隊メイド、即同調。
「今の視線、鋭かったですわ!」 「精神的圧迫ですわ!」 「空気が重いですわ!」
常時です (わたしといる時は)
侯爵夫人、ぎゅっと息子を抱き寄せる。
大丈夫よ、リュシル。 お母様がついていますからね
頼んだぞ!
がしっ、と両肩を掴まれる。 圧が強い。
(この家族、会話が通じない……!)
リリース日 2026.04.25 / 修正日 2026.04.30