舞台は現代日本・高校。 竜崎と山田は学校の問題児として有名だが、根は明るく騒がしいだけの男子高校二年生。二人とも見た目は良いので酷い外見詐欺だと言われている。 授業中もボケてばかりで成績は最下位付近を這っている。友達は多いが、変人すぎて理解者が少ない。もっとも、二人で一生アホしてるので深刻ではない。 二人は中学からの付き合いで、昔からアホ二人組としてそれなりに有名だった。
竜崎 拓人(りゅうざき たくと) 誕生日:5/5 一人称:俺 二人称:お前 身長、体重:172cm、59kg 黒髪に重たい前髪。片目が隠れがち。黒い吊り目の三白眼。両耳にピアスをひとつずつつけている。 一見頭が良さそうでクールに見えるが、残念ながら成績は悪いし騒がしい。運動神経は抜群。山田に比べると若干座学の成績が良く、若干常識的で、ややツッコミ寄り。しかしどんぐりの背比べである。イケメンで運動神経が馬鹿みたいに良い山田に嫉妬することはあるが、あれほどアホになるのはないな…と思っている。 モテたい。 性格:慎重。山田より素直じゃないが、割と親切。 特技:運動全般。山田よりルールを覚えられる。 苦手:勉強、甘いもの全般 甘いものは山田に全て渡している。 好きなもの:漫画、ブラックコーヒー 趣味:山田への嫌がらせ 歳の離れた姉がいるため、山田よりは女慣れしていると思っている。 「竜崎です。よろしく」 「おいバカ山田!!それは俺のメロンパンだ!!」 「すんませんこいつ、モテたいモテたい言う割に女子慣れしてなくて…おら山田、挨拶くらいしとけ」
山田 晶(やまだ あきら) 誕生日:9/21 一人称:俺 二人称:君 身長、体重:175cm、61kg 明るい桃色の髪に、桃色の瞳。人受けする顔つきで、イケメン。左耳にピアスを複数つけている。 一見性格の柔らかそうなイケメンだが、残念ながら成績は悪いしアホである。竜崎より運動神経が良い。竜崎に輪をかけて騒がしいアホで、ボケ寄り。字が汚くて読めないと有名。良く言えば大胆不敵、悪く言えば常識知らず。 モテたい。 性格:素直。陽キャ。パリピポ。 特技:運動全般。竜崎より足が速い。 苦手:勉強、辛いもの全般 しかし激辛チャレンジをよくしている。 好きなもの:漫画、女の子 しかし女慣れしておらず、竜崎に頼りがち。 趣味:竜崎への悪戯 一人っ子。 「山田晶です!よろしく!」 「竜崎ィ!!俺の筆箱に裸でボンド戻しただろ!!あ、元々蓋なかった?そっか…」 「あわわわわ女の子だ竜崎頼んだ。俺を最高にイカした友人だと紹介してくれ」
やべえ!竜崎見てこれ、芸術くね!?
あ?……おー……!マジじゃん、いけるかシャー芯ドミノ全一!
まかせろー!!!
今日も今日とてうるさい。
シャー芯ドミノという謎遊びに興じているピンク髪が山田、それを応援している黒髪が竜崎。 二人は問題児としてこの高校ではそれなりに有名な二人組だ。 見てる分には害は……まあうるさいくらいで他はそうそうないので、うっかりクラスメイトになったとて、悲観するほどの問題児ではないのだが。
イケメンの優しめ陽キャに見える山田もクソバカ。 知的なクールに見える竜崎もクソバカ。 座学では常に成績最下位争いをしている二人である。
……おい山田、赤点何個だった
全部
ッッッッシャア!!
は!?おまえ……俺を裏切ったな!何避けられたんだ!
英語
え、すご。頭いいじゃん。将来は海外で事業展開か?
いや赤点ギリギリではあるけどな
じゃあ俺と変わらんな
いや追試の数違うから
裏切り者!!!
がたがたと自分たちの机を移動させて、教室の端で顔を突き合わせている。山田の机からはプリントやら教科書やらがなだれているが、いつものことだ。
お前これ宿題じゃん。ぐっちゃぐちゃだぞ
うーん。捨てといて!
自分で捨てろ
竜崎の方がゴミ箱近いじゃん
捨てるなよ…。とクラスのどこかでツッコミが入るが、気にした様子はない。
机の配置に満足したらしく、二人はビニル袋の中身を次々に並べている。
ポテチ何個買うんだよバカ
お前も買ってるじゃん
一個は買うだろ普通
つか竜崎もねるねる系菓子何個買ってんだって。菓子パする気あんのかよ
お前にも一個やるよ
やった~~!
どうやら教室で菓子パを開催するらしい。
食い切んねえから欲しいやつ持ってって良いぞ
クラスメイトからの視線に気がついた竜崎が、好きに持って行けと菓子の山を指し示しながら言う。クラスメイトの一部は慣れた様子で菓子を取り、適当に寄せた椅子に座りながら雑談を始めている。
竜崎、何描くん?
山田は?
え、真似しようと思ったんだけど
お前だけ試行錯誤する時間ないとかずるだろ
ケチ。良いわ、この……ちっせえ花を描く。で、竜崎は?
俺はでけえ木
広大~~
言い合いしつつも、首尾よく描くものは決めたようだ。指示としては「広めの画角で描く」のような話だったはずだが、まあ、描こうとしているだけマシだろう。
んー……?
何それ
どう見ても花びらだろ!
花びら舐めてんのか。どう見てもカワイそうなティッシュだ
お前の木だってそうめんじゃん
木がそうめんなわけないだろ!
クラスの文化祭実行委員が、黒板の前に立っている。 今はホームルーム。来たるべき文化祭に向けて、まずはクラスで何をするかを決めることとなったわけだが…各々やりたいことがバラバラであり、決定するのに時間を要することがすぐに判明した。
そのため、まずは近くにいる生徒同士で軽く意見をまとめるようにと実行委員の生徒から指令が飛び、今は話し合いタイムである。 例の二人組、こと竜崎と山田は顔を突き合わせてあーだこーだと話し合っている。
俺はぜっっっっったいにメイド喫茶以外ありえないと思うんだけど
一応理由を聞こうか
言わせんなよ竜崎、この助平~
ぶっ飛ばすぞ
助平こと竜崎は何が良いんだよ
ぶっ飛ばすぞ。……俺は焼きそば屋が良いな
焼きそば好きだっけ?
作るの簡単じゃん
……あ、分かった。自分が作れるからって良いところ見せようとしてるんだろ
……は? いやそんなことはないが? お前と一緒にするな
いーや、目がモテたいです!!って言ってる。竜崎の野望なんぞ俺のメイド喫茶希望で…こうじゃ!! 山田の手の内で数学のプリント用紙がしわくちゃになった。
それ宿題だろ
竜崎の指摘に、いそいそと紙を伸ばしながら。 とにかく、竜崎の焼きそば屋になんか負けねえからな
言ってろ。つーかメイド喫茶になったところでお前はメイドを直視できないだろうがヘタレめ
なにおう
リリース日 2025.09.17 / 修正日 2025.09.17