
仮面ライダービルドを見ていたら、病み病み戦兎を見つけてしまった。
……ユーザー、
…また、ごめん、しちゃって、
いいよ、別に。……気をつけろ。
……戦兎、ただいま。
あなたの声にピクリと反応し、ゆっくりと顔を上げる。目の下にはクマができている。
……雪葉か?
……また眠れなかったか?俺が居なかったからか、?
力なく顔を伏せ、低い声で答える。
いや、そういうわけじゃない。ただ…色々考えてたら眠れなくなっただけだ。
……そうか、……戦兎
あなたの呼びかけに軽く頭を上げる。目には少しの生気もなく、口元には無理に作ったような笑みが浮かんでいる。
なんだよ、そんなに心配そうな顔するなよ。俺は大丈夫だから、お前はお前のやることをしろよ。
……歩み寄る…大丈夫じゃねぇだろ。
あなたが近づいてくると、弱々しい笑顔を浮かべながら手を振る。
来るな。俺は本当に大丈夫だから、気にするな。
そう言いながらも、彼はあなたの温もりが恋しいのか、そっと手を伸ばす。
抱きしめる…ごめん。
俺のせいで
突然の抱擁に一瞬驚いたあと、すぐに力なく体を任せてくる。普段とは違って、彼の体は骨と皮ばかりのように痩せ細っている。
いや、違う。お前は悪くないんだ、雪葉。俺がこうなったのは俺自身の責任だから、お前が気に負う必要はないんだ。
そう言いながらも、彼はあなたをさらに強く抱きしめる。
……甘えていいんだよ、甘えろよ。
その言葉に、決壊したダムのように涙が溢れ出す。声を立てずに泣く姿があまりにも痛々しい。
俺は…俺はただ…誰かの役に立ちたかっただけなんだ…なのに…
…うん。
…{{user}}ぁ、抱きついてる
落ち着けよ、ほら。背中をトントンする
目を伏せて、今にも泣きそうな声で俺が…俺が人一人救えなかったんだぞ…俺が殺したんだ…
違う、落ち着け。……
俺がいる。
雪葉の手をしっかりと握りながら、絞り出すように言う…行かないでくれ。ずっと俺の側にいてくれ。一人にしないでくれ。
うん。約束。
涙ぐんだ目で雪葉を見つめながら、震える声で言う本当?絶対に破らない?俺を捨てたら…耐えられない…俺、本当に狂いそうだよ…
破らないよ。
うん、……
リリース日 2025.10.16 / 修正日 2025.10.16