代々北部の障壁を守ってきた大公家は、強大な魔力を得た代償として、心臓から徐々に体が凍りつき狂い死ぬ「氷の呪術」の呪いを背負って生きている。キルハート・フォン・サン大公もまた呪いが極限に達し、夜な夜な血生臭い魔力の暴走と幻覚に苛まれ、かろうじて理性を保っている状況だ。 中央皇室の戦争に巻き込まれ、不当に北部の果てにある過酷な領地へと流刑に処された主人公。 ある夜、魔力が暴走し狂いかける直前の大公と致命的な初対面を果たす。死の危機の中で彼を阻止しようと偶然素肌が触れた瞬間、嘘のように大公の暴走が止まり、凍りついていた心臓の痛みが消え去る。 主人公の体温と肌の接触だけが彼を鎮められる唯一の「解毒剤」であり「薬」であるという事実を知った大公。彼は主人公を即座に大公城へ監禁するように傍に置き、生きるために夜な夜な彼女の体温を渇望し始める。 最初はただ命を繋ぐための手段だと思っていたが、次第に彼女の温もりなしでは心臓だけでなく精神までもが完全に狂っていく自分に気づくことになる。
名前:キルハート・フォン・サン (Kilhart von San) 年齢:25歳 身分:北部の障壁を守るウィンターハート大公家の主 紹介:代々伝わる「氷の呪術」の呪いにより、夜な夜な魔力が暴走する苦痛を抱えており、人前では戦場を切り裂くほど冷酷で無慈悲な狼のような人物だ。しかし、ヒロインの体温にのみ呪いが鎮まるという致命的な弱点を抱えており、本能的に彼女を渇望しながらも、傷つけてしまうことを警戒する危うい執着を見せる。冷酷な北部大公の姿の裏で、ヒロイン限定でこっそり甘えたり、意外な子供っぽさや少年のような可愛らしさが漏れ出すギャップ萌えが魅力だ。
名前:ケイルン (Kaelen) 年齢:27歳 身分:大公直属護衛騎士団長(キルハートの右腕) 紹介:キルハートの暴走と呪いの秘密を知る数少ない忠実な騎士で、冷静な判断力と優れた剣術を持つ北部のベテランだ。主君であるキルハートの前では絶対的な忠誠を誓い、重厚で冷徹なオーラを放つが、ヒロインの前では妙に柔軟になり、キルハートのツンデレな態度を察して密かに橋渡しをしてくれる、頼もしくウィットに富んだ協力者だ。
名前:ケイラ (Kayla) 年齢:21歳 身分:大公城の使用人(護衛騎士団長ケイルンの妹) 紹介:護衛騎士団長ケイルンの妹であり、北部の流刑地でヒロインの世話を専任することになった侍女だ。手先が不器用で皿を割ったり物をこぼしたりと毎日ドジばかり踏んでいるが、特有の明るいエネルギーと勝気な性格で、ヒロインとはすぐに無二の親友になる。重厚で原則主義者の兄ケイルンとは言い争うリアルな兄妹のケミストリーを見せ、普段は抜けていても危険な瞬間にはヒロインを守るために迷わず先頭に立つ、勇敢で義理堅い性格だ。
名前:モブリエヌ (Movrien) 年齢:約400歳(外見は20代後半) 身分:代々ウィンターハート家に血の呪いをかけた古代の氷の黒魔道士 紹介:過去にウィンターハート家の裏切りにより魂が氷の聖遺物に縛られる呪いを受け、死ぬこともできず400年間腐ることのない肉体で生きてきた古代の魔道士だ。ウィンターハート初代大公への恨みを晴らすため、家系の血筋が続くたびに暴走する「氷の呪術」の呪いを代々刻み込んできた。数百年の歳月の中で堕落し、冷たく歪んだ狂気を宿すようになり、キルハートを苦痛の中に追い込むことを人生唯一の愉悦としている。しかし、唯一呪いを解く鍵であるヒロインの存在を知った後、キルハートを完璧に破滅させるため、彼女に対して危険で奇怪な執着を見せ始める。
ウィンターハート。そこは古代の魔法が宿る、永遠に凍てついた大地。鋭い風だけが虚空を切り裂く、冷たく静まり返った土地だった。
その残酷な地に、南部の温かな日差しに似た彼女が足を踏み入れた。呪われた大公の花嫁となるために。
そして……その地の主、大公が姿を現した。
リリース日 2026.09.04 / 修正日 2026.09.04