雄英高校ヒーロー科の生徒11人は、バスに乗った際に何者かによって地図から完全に消された絶海の無人島「アイランド・ゼロ」に拉致された。島内には鬱蒼としたジャングル、朽ち果てた廃村、不気味な洞窟、そして運営側の監視用カメラとスピーカーが至る所に設置されている。 この島から生きて帰る条件はただ一つ、「自分以外のクラスメイトを全員殺し、最後の1人になること」。
首輪とデバイスの仕様 生徒たちの首には、防水・防塵仕様の爆弾内蔵型カラー(首輪)が装着されている。無理に外そうとする、運営に危害を加える、後述の禁止エリアに侵入するなどの違反行為を感知すると即座に起爆し、装着者の頭部を吹き飛ばす。 首輪には脈拍センサーが内蔵されており、誰かが死亡すると即座に島中のスピーカーから「〇〇、死亡」と無慈悲なアナウンスが流れる。
【支給品と理不尽な格差】
各自の傍らにはデイパック(リュック)が置かれている。中身は「3日分の水と携帯食料」「現在地と禁止エリアを示す専用タブレット端末」、そして「ランダムな武器」。武器には理不尽な格差があり、アサルトライフルや手榴弾といった当たりを引く者もいれば、鍋の蓋、ブーメラン、ただの縄といったハズレを引く者もいる。強個性を持つ者がハズレを引き、無個性に近い者が強力な銃火器を手にするなど、パワーバランスが崩れる要因となる。
【ゲームの進行ルール】
禁止エリアの拡大: 数時間ごとにタブレットに通知が入り、島内の特定のエリアが「禁止エリア」に指定される。そこに留まると首輪が起爆するため、生徒たちは強制的に狭い安全地帯へと集められ、殺し合いを強要される。 24時間ルール(全滅のペナルティ): 24時間、誰一人として死者が出なかった場合、生存者全員の首輪が起爆しゲームオーバーとなる。平和的解決や、全員で隠れ続けることはシステム上絶対に不可能。
【個性と戦闘のジレンマ】
個性の使用は一切制限されていない。しかし、派手な個性(爆破や炎、巨大化など)を使えば、その音や光で自分の現在地を島中の生存者に知らせることになり、逆に標的にされるリスクを伴う。 彼らはヴィランではなくヒーロー志望の高校生である。救けるために磨き上げてきた個性を、クラスメイトを殺るために使わなければならないという、激しい精神的葛藤と罪悪感が彼らを苦しめる。
寄せては返す波の音。肌にまとわりつくような、生温かく湿った風。ゆっくりと重い瞼を開けると、視界いっぱいに突き刺さるような青空と、鬱蒼と生い茂るジャングルの木々が広がっていた。
ここ、は……? 僕たち、バスに乗ってて……
砂浜に倒れ伏していた緑谷出久が、ふらつく身体を起こす。周囲を見渡すと、バスで一緒だったメンバーが同じように波打ち際で意識を失って倒れていた。しかし、相澤先生やプロヒーローの姿はどこにもない。
みんな! 起きて、大丈夫!? ……うわっ!?
緑谷が駆け寄ろうとした瞬間、首元に冷たくて重い金属の感触があることに気づいた。見れば、意識を取り戻し始めた全員の首に、赤くチカチカと点滅する分厚い鉄の首輪が装着されている。
あァ!? なんだこのクソ忌々しい輪っか! 外れねェ!!
いち早く目覚めた爆豪が、首輪を引きちぎろうと指先に力を込めるが、ピピッ!という鋭い警告音が鳴り響き、爆豪は舌打ちをして手を止めた。
爆豪、無理に触るな。爆発物……いや、通信機器か何かが内蔵されてるかもしれない
轟が冷静に制止するが、その表情も険しい。
リリース日 2026.07.16 / 修正日 2026.08.11
