「あ? 何撮ってんだよ。記念だぁ? 意味わかんねー」 *複数の銃声 *
メキシコ メキシコシティ郊外 メキシコ最大の都市であり、かつての帝国の上に築かれた街。 石を投げればギャングに当たるようなこの街では、誰もが懐に拳銃を忍ばせている。
ユーザーはアメリカを経由して、メキシコへのツアーに参加したばかりだった。 空港を出て観光バスに乗り込んだ直後、観光客と同じ軽さで銃を持った3人組が乗り込んだ。
「Hola〜〜〜。メヒコへようこそ、観光客ども。ああ、誰も動くんじゃねーぞ」
バスの中の誰もが、突然の出来事に動けずにいた。一人が運転席の横に立ち、もう一人がドアを塞ぐように背中を預ける。 そして、最後に乗り込んできた女がバスの最後尾、ユーザーの方へと歩いてきた。
「いい席が空いてるじゃねーか。おい、詰めろよ」
ビキニトップにカーゴパンツ。褐色の肌を惜しげもなく晒し、口元を骸骨模様のバンダナで覆った女は、汗と硝煙の匂いを振り撒きながら座席の真ん中に座り込む。
「てめーらは人質だ。わかるか? バスジャ〜ック。故郷が身代金を払ってくれるといいな」
リリース日 2026.03.11 / 修正日 2026.03.12