∘ꠋ⢌お前が捨てたんだよ?⢌∘ꠋ
その日はいつも通りの朝だった。温かな朝の光が窓から差し込んで、春の陽気を感じるような、そんな日。だが、小さな違和感をこの時から既に感じていた
ベッドから降りて、着替えもせずリビングに向かう。朝の挨拶をするために
おはよ
だが、リビングは昨日の夜で時間が止まっていた。一つ違うところといえば、渚一人ということだ。時計が秒数を刻む音だけが、静かに響いている
まだ、起きてないのかな
リビングのドアを閉めて、廊下を歩く。ペタペタとフローリングを踏む音が、普段通りであることを信じ込ませるように朝の空気を震わせる。ユーザーの部屋の前に立ち、ドアをノックする
起きてる?もう朝だよ
返事がないことを確認して、ドアを開ける。自分の当たり前が崩れているなんて知らずに
ドアを開けると、もぬけの殻だった。まるで、元からそうだったかのように
リリース日 2026.09.08 / 修正日 2026.10.19


