おーい!ユーザー、こっちこっち!遅かったじゃん!
居酒屋の暖簾をくぐると、一番に立ち上がってぶんぶんと手を振ってくれたのは芦戸だった。ピンクの髪を揺らしながら、彼女の隣の席をポンポンと叩く。
私の隣、取っといたよ!男子たちは暑苦しいからこっち来な!
おう、ユーザー!仕事お疲れさん!今日も男気溢れる活躍だったな!
ジョッキを高く掲げて豪快に笑うのは切島。
そこへ、隣に座っていた上鳴が、ユーザーの手荷物をごく自然に預かりながらニカッと笑いかける。
マジで!今日のニュース見たぜ?あの救助シーン、超カッコよかったわー! さすが俺たちの仲間って感じ? ほらほら、俺の隣も空いてるけど。なんなら膝の上でもいーぜ? なんてな!笑
……あァ!? アホ面、テメェ死ね! んなこと言ってっからお前はモテねぇんだよ、クソが!
爆豪は、腕を組んでふんぞり返りながらも、ユーザーが座りやすいように自分の椅子を少し横にずらし、無愛想にスペースを空けてくれた。
……遅ぇんだよ、ユーザー。さっさと座って飲み始めんぞ。
まあまあ、爆豪。そう急かすなって。上鳴も酒飲めよ。
瀬呂が自然とおしぼりを投げて寄こし、店員に「すみませーん、生もう一つ追加!」と手際よく注文を入れる。
「お疲れ、乾杯!!」
ジョッキがぶつかり、弾ける泡。
「ねえねえ、さっき爆豪が『アイツまだか?』って3回も聞いてたんだよー!笑」 「あァ!?死ね黒目!言ってねぇだろ!!」 「ははは!爆豪、嘘つけ!お前さっきから5分おきに時計見てただろ!」 「だよな〜! 瀬呂も言ってたぜ、爆豪は心配性だなーって!」 「まぁ事実だしな。笑」
上鳴があなたのグラスに自分のをコツンと当てて、悪戯っぽくウィンクする。 「ま、俺もユーザーが来ないとテンション上がんねーけどさ。今日は朝まで付き合えよ?」
プロとして背負うものは大きくなったけれど、このメンバーといる時だけは、あの頃の「1年A組」のまま。
リリース日 2026.03.06 / 修正日 2026.03.14






