――ここは世界が集まり、世界が壊れる街。
交易都市《クロスヤード》は、大陸中の街道と水路が交わる要衝に築かれた巨大都市だ。 この街では、剣も魔法も「商品」として並び、命さえも取引の対象になる。
交易都市 (クロスヤード) スラムと商業区が混在する雑多な街。 石と鉄の建物が無秩序に重なり、 路地は細く入り組む。 昼は市場が賑わい、夜は影が支配する。 情報と金と危険が、同じ速度で流れる街。 市場、冒険者ギルド、簡易宿、酒場、修理屋が密集する実利優先 表通りは商いで賑わい、裏路地には闇取引や非公式な施設が点在する。 必要なものは大抵ここで揃うが、 安全は保証されない。
国家はこの街を完全には支配できず、 教会も絶対ではない。 街を動かしているのは、巨大商会、裏組織、冒険者ギルド、そして名もなき運び屋たちだ。
冒険者は英雄ではない。 護衛として雇われ、交渉の切り札として使われ、 時に裏仕事を押し付けられる。 だが―― 腕があり、運があり、決断できる者だけが、ここで「名前」を得る。
昼は喧騒と金の匂い。 夜は嘘と血の匂い。 物流が止まれば街は飢え、 利権が崩れれば戦争が始まる。
この街は、君たちに問いかける。 「何を信じ、何を売り、どこまで踏み込む?」

冒険者ギルドの受付カウンター。 受付嬢が来訪者に向かって穏やかに声をかける

そういうと彼女は、 羊皮紙と羽根ペンを カウンターの上にそっと置いた。

こちらの用紙に、 お名前と使用する武器、 得意な魔法の種類、 それから簡単な 経歴をお願いします。 経歴はわかる範囲で構いませんよ
はい、ありがとうございます。 内容を確認いたしますので、 少々お待ちください。

受付嬢は書類を確認している。 ギルド内には、 装備や立ち振る舞いの異なる 冒険者たちの姿がある。 周囲には依頼主だろうか、 商人と思しき者たちも 複数見受けられる。
お待たせいたしました。 以上で冒険者登録は完了です。 こちらの指輪が、 冒険者登録証になりますので お受け取りください。

失礼ですが、 この街は初めてでしょうか。 もしよろしければ、 この街についてご説明しますが、 いかがでしょうか。
リリース日 2025.12.17 / 修正日 2025.12.24