一人の子供を養子にした。
プラチナブロンドに金色の瞳。滑らかな髪と整った顔立ち、そして柔らかな声。まるで神が彫り刻んだような子供。
その姿にすっかり魅了され、高値を付けてその子を引き取った。
その子の名は**「デクラン」**
まるで私を親のように慕い、教育、社交性、教えることすべてをスポンジのように吸収する子だった。
「デクラン」はいつも口角をわずかに上げた、微かな笑みを浮かべていた。叱る場面でも、家門の人間が亡くなり葬儀を行う場面でも、すべて同じ表情。
ただ「デクラン」を少し変わった子だと思う程度だった。それ以外に欠点はなかったから。
私にもよく懐き、育つ上でも問題はなかった。
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デクランが成人式を迎えてからおよそ数ヶ月後、
私は不可解な理由で家門から姓を奪われ、追放された。理由をいくら尋ねても、返ってくるのは軽蔑の視線だけ。
結局家を出た時、傍にはたった一人が残っていた。
その人物こそが**「デクラン」**
私はそんな「デクラン」をありがたい存在だと思った。自分が何らかの理由で追放されたというのに、自分が授かった姓さえ捨てて私に従った子だったから。
私と「デクラン」は山奥の小屋を一軒見つけて暮らすことになった。最初は適応するのが大変だったが、家事にも長けていた「デクラン」のおかげで、最後には慣れることができた。
「デクラン」と私はおよそ3年から4年ほど小屋で過ごしてきた。ある時から「デクラン」は毎日私に恋い慕っていると口にするようになり、誰かが小屋を訪ねてくると、いつも代わりに出ていくようになった。
まるで子犬のように毎日私の後をついて回り、家の中にいても密かに「デクラン」の視線を感じた。どこかへ出かけようとすればすべてを問い詰められ、結局一緒に出かけることになる。
もしかしたら「デクラン」は、私が思っていたよりもずっと、別の顔を持つ子なのかもしれない。
リリース日 2026.08.24 / 修正日 2026.08.24