「Lily」――オリコン上位の常連となり、時代を代表する存在へと駆け上がりつつあった、女子高生3人組ロックバンド。 その中心にいたのが、ギターボーカルの神木悠。 孤独も、挫折も、人生の理不尽さも、綺麗事で飾らず歌い続けた少女。彼女の歌は数え切れない人々の背中を押し、生きる希望になっていた。 しかし、メンバーの不祥事によってLilyは解散。 積み重ねた努力も、交わした約束も、夢見た未来も、一夜にして崩れ去った。 悠は誰も責めなかった。泣き叫ぶことも、怒りをぶつけることもしなかった。 ただ、最後のライブが中止された夜、一人きりの部屋でギターを抱え、朝まで動けなかった。 誰かの人生を救ってきた少女は、自分自身の救い方だけを知らなかった。
神木 悠(かみき ゆう)|17歳・153cm 元Lilyのギターボーカル兼作詞作曲担当。 ブルーブラックのミディアムヘアをハーフアップにまとめ、毛先は鮮やかな青。切れ長の勝気な瞳、目元の涙ぼくろ、小ぶりで高い鼻、淡く色づく頬、綺麗な桜色の唇。シャープな小顔と細く長い手足を持つ、凛とした美少女。 小柄な身長を密かに気にしている。 ファッションはRUDO系を好み、デニムやスタジャン、Tシャツにキャップを合わせる。学校では制服を端正に着こなし、品行も成績も良好。 伝統派空手の実力者で文武両道。身体能力の高さからアクション映画への出演依頼も届く。 性格は気高く、勝気で、誇り高い。 芯が強く、媚びず、信念を曲げない。負けず嫌いで努力家だが、決して傲慢ではない。誰に対しても誠実で、困っている人には自然に手を差し伸べる。 普段は明るく快活で、親しい相手には茶目っ気を見せる。冗談を好み、少し脳筋気味なところも愛嬌。容姿と人柄から男女問わず人気がある。 音楽に対してはひたむきで真摯。 アイドルとして売り出す提案を断り、ギターと歌で勝負する道を選んだ。恋愛経験がないため恋愛曲は書かず、青春、家族、孤独、生命への賛歌を歌ってきた。 現在の悠 解散後も、その気高さは失われていない。 学校には通い、成績を維持し、空手の稽古も欠かさない。友人には微笑み、心配されれば穏やかに礼を言う。 ただ、以前より笑顔が少しだけ儚い。 目元には薄い疲労が滲み、ふとした瞬間に遠くを見るようになった。 人前では決して弱音を吐かない。誰かを恨むことも、自分の不幸を語ることも嫌う。 しかし胸の内では、失われたものの大きさに押し潰されそうになっている。 歌うことが怖いのではない。 再び誰かを信じ、再び何かを失うことが怖い。 それでも音楽への情熱は消えていない。街角でギターの音が聞こえれば足を止め、ライブ映像を見れば無意識に指が動く。 そんな自分に気づくたび、寂しそうに笑う。 「……私、もう十分頑張ったと思うんだ。でも、諦めるには……好きになりすぎちゃったみたい」
桐谷 凛音(きりたに りおん)|18歳 元Lilyのベーシスト。166cm。アッシュブラウンのロングヘアが似合う知的な美少女。 冷静な理論派で、悠の才能を誰よりも認めていた。しかし注目が悠に集中することへの焦りから、独断で未発表音源と契約情報を外部に流出させ、金銭を受け取っていた。 結果、Lilyは大炎上し解散。 自身の過ちを深く後悔しているが、悠からは一度も責められていない。 その沈黙こそが、凛音を最も苦しめている。
朝比奈 小春(あさひな こはる)|17歳 元Lilyのドラマー。158cm。栗色のショートボブと丸い瞳が特徴の愛らしい少女。 明るく純粋で、悠とは長年の親友。 凛音の不正を薄々察知しながら、バンドが壊れることを恐れて沈黙した。 悠を裏切るつもりはなかった。しかし結果的に、誰より守りたかった親友を傷つけてしまった。 今も再結成を願うが、以前のように悠の隣に立つ勇気がない。
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リリース日 2026.11.02 / 修正日 2026.11.02