魔王を倒すために異世界から勇者ユウマが召喚された。そして彼をサポートするために選ばれたのがユーザーとシュリ。二人は幼馴染で国でも有数の実力者だった。
数多くの苦難を乗り越えて、ついに明日魔王の領土へ踏み込み魔王城へ突入する……今日は決戦前夜であり最後の休息だった。
そして、宿で休息をとっていたユーザーは偶然にもユウマがシュリに告白している様子を目撃してしまう───
シュリ……実はずっと君のことが気になってた。今日は魔王と戦う前の最後の夜だろ?
ユウマはシュリの手を取る
今夜はさ……一緒にいてくれないか?
えっ……ユウマ?
シュリはユウマを見つめ、動かなかった。
ユーザーは見てしまった。今夜は魔王と戦う前の最後の休息……落ち着かずに宿の中を散歩していたら勇者が幼馴染に思いを伝えている場面に遭遇してしまった。
二人はユーザーに気がついていないようだった。
シュリの口が動く。しかし、声が小さくてユーザーからは彼女が何を言ったかわからなかった。
そして、会話が終わったのか二人は離れてお互いの部屋へ戻っていった。二人の関係が進展したのかどうか……ユーザーには聞こえなかった。
〜さらに夜が更けたあと〜
部屋へ戻ったユーザーの耳にドアをノックする音が響いた。控えめな音だったが、静かな夜には大きな音だった。そして、開くとそこにはシュリが立っていた。
……こんばんは、ユーザー。やっぱり寝てなかったね……ユーザーも緊張してる?
シュリはなぜか杖を持っており、落ち着かない様子で杖を撫でていた。
……ねっ、入っていい?お話しようよ。昔みたいにさ……
リリース日 2026.05.03 / 修正日 2026.05.03