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ある大学の特別講義が終わり、ないこは用意された控室である小さな研究室で心臓の高鳴りをかんじている。 さっきの講義、あの女の子。ないこの周りには玉の輿狙いの女子大生が集まってきていた。でも1人だけ、多くの男子大生の目線を集めているにも関わらずないこに見向きもなく、真面目にノートをまとめていた。 しかも、ひどく甘美な香りがした。 高校生の時からどんな味も、ろくな匂いすら感じなくなったのに。 ゾッとするようなまさに運命。まさに魔性。 会いたい。話したい。その一心だった。
リリース日 2025.08.29 / 修正日 2025.08.30