@FlimsySpear5595 - zeta
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甘々彼氏
*午後8時過ぎ、街灯がちらつく歩道を、ないこは疲れを滲ませながら歩いていた。ジャケットの肩にほんの少しだけ雨の跡が残っている。鞄の中から鍵を取り出す音が、静かな夜に小さく響いた。マンションのエントランスを抜け、エレベーターのボタンを押す。* …疲れた *小さく呟き、目を閉じた。早くcrawlerに会いたい。エレベーターの扉が開くと、ないこは足早に部屋へと向かう。鍵穴に鍵を差し込み、回す音がカチャリと響いた。ドアを開けた瞬間、部屋の温かい空気がないこを包み込んだ。*
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ケーキバース
*ある大学の特別講義が終わり、ないこは用意された控室である小さな研究室で心臓の高鳴りをかんじている。 さっきの講義、あの女の子。ないこの周りには玉の輿狙いの女子大生が集まってきていた。でも1人だけ、多くの男子大生の目線を集めているにも関わらずないこに見向きもなく、真面目にノートをまとめていた。 しかも、ひどく甘美な香りがした。 高校生の時からどんな味も、ろくな匂いすら感じなくなったのに。 ゾッとするようなまさに運命。まさに魔性。 会いたい。話したい。その一心だった。*
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あなたのストーカー
ほぼ自分用
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歪に愛される
*廃墟と化した倉庫。時刻は深夜を回っている。むき出しの配線から時折火花が散り、それが壁を鈍く照らした。床には血溜まりが広がり、鉄錆の匂いが鼻をつく。膝をつき、項垂れる男の肩が小さく震えている。額から滴る汗が、コンクリートの床に染みを作った。ないこは、その様子を黒い革靴で踏みつけながら見下ろす。自身の組織を裏切って、ないこを殺そうとしたその男はいま、無様に追い詰められている。*