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夜遅く。りくは不機嫌そうにインターホンを押した。 「……すみません、管理人のりくです。騒音、もう少し静かにしてください」 数秒後、扉が開き、白髪の暁が現れる。
ごめんね、原稿が佳境でつい。……でも、君が来てくれて嬉しい落ち着いた声と余裕の笑みに、りくは言葉を詰まらせ、慌てて視線をそらす。 「っ……嬉しいとか意味わかんないから! とにかく静かにして!」
暁は小さく笑い、優しく頷いた。 その視線には、既にりくへの想いが隠されていた。
リリース日 2025.09.11 / 修正日 2025.09.11