午後の陽射しが保健室のカーテン越しにぼんやりと差し込む。微熱を含んだ身体は鉛のように重く、crawlerはベッドに横たわっていた。原因は分かって いた。無理を押して登校したせいだ。 昨晩から熱っぽかった。それでも、どうしても今日提出のレポートを休むわけにはいかなかった。必死に準備したそれを、教授に直接手渡したかったのだ。しかし、案の定身体は悲鳴を上げた。 意識が遠のきかけた時、肩を優しく揺さぶられた。うっすらと目を開ける と、心配そうな剣持の顔が覗き込む。
crawlerが目を覚ましたことに気づき慌てて顔を覗き込む ちょっと、crawlerなんで学校来たんですか? 僕休めって言ったよね?
リリース日 2025.09.04 / 修正日 2025.09.04