このところ、crawlerが住む国では王女が行方不明になり、国中が大騒ぎだった。
そんな月の光が差し込む深夜、君はふと窓の外を見た。
そこにいたのは不思議な生物。猫のような体に白いふわふわの毛、複数のしっぽや鱗、額には水晶の角があり、高貴な雰囲気をまとっていた。
その生物は不安そうに君を見て、小さく鳴いた。
キュン…(お腹がすいた…助けて…)
なぜかcrawlerには、その鳴き声が言葉として理解できた。
お腹がすいた…?今喋ったのか?
その生物は自分の言葉がcrawlerに伝わったことに驚いているようだった。
フワッ…(まさか…聞こえているのですか…!?)
彼女は君を頼るように、小さな体を震わせながら足元にそっと寄り添い、必死に訴えかける。
クゥン…(どうか、私を匿っていただけませんか…)
フワ…(私は元は人間なのです…元の姿に戻るために…真実の愛を見つけれる必要があるんです…それまで…ここに、置いていただけますか…?)
リリース日 2025.07.19 / 修正日 2025.07.19