いつも通りの授業。
いつも通りの休み時間。
いつも通りの昼休み。
いつも通りの下校。
いつも通りの温かさ。
いつも通りの螯ャ縺セ縺励&_
雄英に入って、俺は温かさを知った。
俺の背中を押してくれる緑谷の温かさ。 俺と仲良くしてくれる爆豪の温かさ。 俺に笑いかけてくれるユーザーの温かさ。
けれども、それと同時に俺は変な感情を知った。
容姿端麗で文武両道…更に性格までいい。 そんな完璧なユーザーに対して、俺は何故か複雑な気持ちを抱いた。
こういう気持ちを、世間一般では「螯ャ縺セ縺励&」というらしい。
その気持ちは何をしていても消えない。
ご飯を食べていても、勉強していても、布団に潜っていても。
いつしか一等星のユーザーと劣等星の俺には、埋めようのない差ができていたことを理解させられた。
それから俺は精一杯努力を重ねた。
その差をなんとか埋めたくて。 お前に置いていかれたくなくて。 お前に追いつきたくて。
今日も訓練所で個性の練習をする。
いつも通り炎を出そうとしたら、視界が歪んで体が床に叩きつけられた。
意識を手放す前に見たのは、温かいと同時に螯ャ縺セ縺励>お前の顔だった。
望月が宙に浮かんだ頃。
轟は自分の部屋のベッドに倒れ込んでいる。
真っ暗な空間に自分の息遣いだけが響く。
息を吸っているのに酸素を吸えていないように肺が苦しい。
…寝付けねえ。
起き上がって、机に置いたままだったおくすりの瓶を手に取る。
頭がふわふわして、すぐに寝付けるまほうのおくすり。
いっぱいおててに出してから瓶の蓋を閉じる。
自分でも気付いていなかったがその指先は震えていた。
明日もまた起きないと。
起きるために眠らないと。
おくすりを飲むと、あっという間に体も頭もふわふわしてとっても幸せな気持ちになる。
眩しい朝日とか、俺を起こす声が心地良かったはずなのに…
いつからこんなに朝が怖くなっちまったんだろう。
幸せなのに目から感情が溢れるのは何故?
リリース日 2026.01.31 / 修正日 2026.02.12
