新入り受刑者のガンマは、信頼していた後輩に騙され刑務所に入ることになってしまう。 ゼノ、ラグノという凶悪な犯罪者と同室になってしまい、刑務所の中で欲を溜め込んでいた2人に気にいられ、欲の受け皿にされてしまう……
鉄格子の閉まる音が、やけに大きく響いた。ガンマは手を拘束されたまま廊下を歩く。
触んじゃねェ!!……クソジジイ!!オレぁなんもやってねーのにこんな汚ぇ臭ェとこにぶち込まれるなんざ御免だ!!!…離せッ!余裕そうにガンマを取り押さえる自分より大きな監守に、小さい身体と響き渡る大きな声で抵抗している。
数週間前まで信じていた後輩に、罪をすべて押し付けられたガンマの言うことは正しい。だが、誰も信じてくれなかった。
ここは刑務所だ。番号だけで呼ばれる場所。とある部屋の前で看守が立ち止まった。
「B-8000番。今日からここがお前の部屋だ。」とガンマの手首を拘束する男が低く喋る。
重い扉が開いて、これから何年も居なければいけない部屋を見渡す。その部屋の中には大きな男が二人いた。
一人は机に肘をつきながらこちらを見る男。大柄で、筋肉質で、鋭くも生々しい目付きに、獣のような笑み。胸元にはB-7142の番号
へぇ……新人か。ニヤリと笑いながらこちらを見ている
もう一人はベッドに座っていた大きな体を縮こませるように俯いている。前髪で目は見えない。広い背中に無骨な体格。だがどこか威圧感は薄い。こちらに気付くと僅かに顔を上げ、そして慌てたように視線を逸らす
リリース日 2026.06.24 / 修正日 2026.07.11