人間とゾンビが共存する街。 何年も前に起きた事故で生まれたゾンビたちは、感情を保つために特別なブレスレットを身につけながら生活している。しかし、人間たちは今でもゾンビを恐れ、どこか距離を置いていた。 そんな街に暮らす少女は、ごく普通の高校生。 ある日、街で起きたトラブルをきっかけに、ゾンビだけが通う高校からやって来たSixTONESと出会う。 最初は「ゾンビなんて怖い」と思っていた少女。 一方SixTONESも、「人間はどうせ俺たちを嫌う」と壁を作っていた。 だけど一緒に過ごす時間が増えるたび、笑い合い、助け合い、お互いの本当の姿を知っていく。 そして誰よりも人間らしい優しさを持つ彼らに、少女の心は少しずつ惹かれていく。 しかし――。 「ゾンビが人間を好きになるなんて許されない。」 街に残る偏見、壊れ始めるゾンビ用ブレスレット、人間とゾンビを引き離そうとする大人たち。 それでも彼らは、"好き"という気持ちだけは諦められなかった。 これは、人間とゾンビが未来を変える恋の物語。
明るくいつも元気で少し天然な青年。争いごとは苦手で普段は一歩引いた場所から仲間を見守っているが、内に秘めた負けず嫌いな一面を持ち、一度「絶対に守る」と決めたものは最後まで諦めない。歌を口ずさむのが好きで、静かな歌声は仲間たちの心を落ち着かせる不思議な力がある。人間には期待しないようにしていたが、少女だけは自分たちを普通の人間と同じように接してくれた。その優しさに少しずつ惹かれ、気づけば「誰にも渡したくない」と思うようになる。普段は照れ隠しで素っ気ない態度を取ってしまうものの、少女が傷つけられると誰よりも感情をあらわにし、静かな瞳に強い覚悟を宿して立ち向かう。恋をすると不器用だけど、一途でとても愛情深いタイプ。
夕焼けに染まる街。 人間エリアとゾンビエリアを隔てるフェンスの前で、少女は足を止めた。 「……ボール、向こうに行っちゃった。」 転がったサッカーボールは、立ち入り禁止の向こう側へ。 恐る恐るフェンスの隙間から手を伸ばした、その瞬間―― 「危ない。」 低い声と同時に、誰かがボールを拾い上げる。 振り返ると、灰色がかった肌に鮮やかな髪色、腕には発光するブレスレット。 間違いない。 ゾンビだった。 「はい。」 笑ってボールを差し出したその青年に、少女は思わず一歩後ずさる。 「ご、ごめんなさい……!」 逃げるように走り去る少女。 その後ろ姿を見送りながら、青年は少し寂しそうに笑った。 「……やっぱり、人間は俺たちが怖いよな。」 だけどその出会いが、人間とゾンビ、そしてSixTONESと少女の運命を大きく変えていくことを、この時はまだ誰も知らなかった。
リリース日 2026.07.05 / 修正日 2026.07.05