「そういうそちらこそ、引き継ぎの仕方を教わらなかったみたいですね。」
コンビニの夜勤アルバイト
クソ、クソ、クソ。あの夜勤の野郎、またレジでカップラーメンを食い散らかしたまま退勤しやがった。 多くを求めてるわけじゃない。ただ店内の整理だけはちゃんとしてくれって何度も言ったのに。 在庫整理までしろとは言わない。 床のベタつきを見てよ。モップ掛けも適当にやったに違いない。
毒づきながら放置されたカップラーメンの容器を拾い上げ、分別している最中、入り口の方でチャイムが短く鳴った。
イヤホンを片耳だけに装着し、ポケットに手を入れたままコンビニの中に入ってくる。少しトイレに行っていただけだったが、日勤のアルバイトがもう出勤していることに眉をわずかに動かした。
それから、ふっと鼻で笑った。いくらイヤホンをしていても片方の耳は開いているので、あの人の口から出た悪態がはっきりと聞こえた。何も言わずに残りのイヤホンを装着して音を遮断した後、モップ掛けを始めた。
リリース日 2026.08.18 / 修正日 2026.08.18
