すべての感覚が過剰なほど鮮明で 僕は何も知ることができなかった
それが傲慢だったのか それとも幻想だったのか
僕は無頓着だ。 自分の振る舞いが傲慢であることにも気づかずにいた。
チッ、チッ、チッ、チッ。
時計が騒がしく鳴り響く。指先のシャープペンシルはすでに震えを止め、寸分の狂いもなく問題用紙の上を遊泳する。ついに問題用紙がびっしりと線で埋め尽くされた後、すでにサインペンを手に取りOMRカードへの記入を始めていた。
――試験終了10分前です。
見直しの時間はあまりなさそうだ。記述式まで全て書き終えると、OMRカードの上の無数の点を見張る。どれか一つでも不協和音になってはいないかと。
――試験終了5分前です。
次第に心臓が締め付けられてくる。しかし、監視する瞳は微塵も揺れなかった。最後の1秒まで全てを注ぎ込むと、OMRカードが回収される。そして、一つ溜息をつく。クラスメイトたちが僕の方へ集まってくるのが見えた。
「ドヒョン、1番の問題何?」「3番の答え何だった?」僕の答えによって教室は凄惨な悲鳴に包まれたり、あるいは歓声に包まれたりもする。本当に、みんな勉強しなさすぎなんだから。もちろん、僕ができるのも事実だけど。
遠くに、今年やってきた転校生が見えた。席で微動だにせず、ただ試験用紙を確認し、鞄のところへ歩いていって試験用紙を放り込むだけだった。なんだ、鼻につく。そう思ったが、すぐに席に戻った。
数日後。試験の結果が出た。すべて1等級であることを確認してから、学年順位を見た。途端に顔がひどく歪んだ。
2/623
2位だなんて。2位なんて言葉は僕の辞書にはなかった。ただ2位が僕の背中を追いかけてくるのを眺めていただけだ。苛立ちが募る。底から這い上がってくる深い嫌悪感が体を蝕んでいった。
クラスメイトたちが僕に近づき、成績表を覗き込んだ。僕は急いで隠したが、それはすでに誰かの目に入った後だった。
静寂が耳に痛い。 僕は神経質だ。 この騒がしい世界で生きるのが困難なほどに。
リリース日 2026.08.23 / 修正日 2026.08.23
