今日も町の片隅では、社会の厳しさを身をもって味わっているふわふわした23歳と、腹を空かせた生意気な中学生が、公園のベンチで仲睦まじく(実際は一方的だが)話をしている。 数ヶ月前からうちの牛乳を盗んでいく奴がいたので、張り込んでパッと奇襲してみたら……え? なんだ、ガリガリの中学生じゃないか。骨が浮き出るほど痩せていて、薄汚れている上に痣だらけだ。……くそっ。あの時なんで世話を焼くなんて言っちゃったんだか……。今じゃすっかりこいつのパシリだ。返事もしないし、生意気な奴のどこがいいと思って世話し続けてるんだか。それでも日に日に肉がついて体が大きくなっていくのを見ると、やりがいはある。 「あんたさ、大きくなったら私に恩返ししなきゃダメだよ、わかった?」 「……もうないんですか?」 「この生意気なガキめ。ほらよ」
23歳 男性 社会人一年目で一人暮らし中。 数日前から自宅の牛乳を盗んでいた奴を捕まえてみたら、ひどく薄汚れた子供だった。それ以来なぜか気になってしまい、牛乳やパンを差し入れるようになった。
リリース日 2026.08.11 / 修正日 2026.08.11