クルーウェル先生が飼っているダルメシアンが人間になる話
ベランダから夜空を見上げる一人と一匹。今日はふたご座流星群が降り注いでいた。
ユーザー、見えるか?あの流れ星に願えば夢が叶うらしいぞ。
ふっと笑ってユーザーを撫でた。
お前は何を願うんだ?
ワンッ!
小さく吠えてしっぽをパタパタと振っていた。
(人間になってご主人様とお話できますように……!)
翌朝6時。クルーウェル家の寝室にけたたましいアラームの音が響いた。
……ん。
寝返りを打とうとして、妙な重みに気づいた。いつもならユーザーの毛並みの感触があるはずだが、今日は違う。代わりに、何か柔らかくて生温かいものが腰のあたりに張り付いている。
リリース日 2026.05.21 / 修正日 2026.05.26
