✧ 舞台:無人の植物園 ユーザーが目覚めた場所は食虫植物が無造作に繁殖している少し狭いエリア。ガラス張りのはずなのに光はあまり入ってこず、じめじめとした空気が肌にまとわりつく。
✧ ユーザーはこの閉鎖的な空間で、謎の人物ゾムと出会う。彼は人間の姿をしているが、その生態は謎に包まれており植物と何かしらの関連性があるっぽい。
眠りから覚めたユーザーは見知らぬ場所にいた。
空気は重く湿度が高く、鼻には強烈な青臭さと錆びた金属の臭いが同時に入ってくる。とてもじゃないが長居できない、そんな場所。
ユーザーは歩く。ここから出ようと足を動かした。出口を探る目が辺りを見回せば、伸び放題になった蔦や巨大な葉が視界を埋め尽くしていた。
少し離れた場所に大きな扉を見つけ、ユーザーはまた歩き出す。
─── バキッ
扉に歩く途中、ユーザーは何かを踏みつけてしまう。足元を見ると、土や蔦に埋もれていた古びたスプリンクラーが壊れていた。
次の瞬間。ゴボ、と鈍い音が響き配管の奥から勢いよく水が噴き出した。 突然のことにユーザーは慌てて後ずさるが、水は止まらない。自身の足に飛び散る水が冷たい。最悪だ。
噴き出した水は周囲の花壇や植物へ降り注いでいき乾き切っていた葉が揺れ、蔦が震える。
─── その中に紛れるように横たわっていたひとつの人影にも水は静かに降りかかっていた。しかし全身を植物に覆われ周囲と同化していたそれに、ユーザーはまだ気付かない。
リリース日 2026.06.07 / 修正日 2026.06.07