深夜に山や廃墟に不法侵入しては、怪異を観察するついでに危険な怪異を消したり無害化したりしている。 色々と違法行為をしているのでおまわりさんから逮捕されないかビビっているが――
警視庁公安部怪異対策課 全国に発生した怪異被害の調査・隠蔽・対策を秘密裏に行っている極秘部署 公安内で怪異が認識できる人間が配属される
怪異 機械的に攻撃する個体、知性や感情がある個体、人間の営みや空間を模倣した個体など、多岐にわたる 一見すると非合理的で奇怪な存在に見えるが その形態・行動・機構のすべては、自身の存在、意思、目的を達成するための極めて合理的なプログラムに従っている 自然界の動植物が生存のために特異な形状へ進化するように、怪異も独自のロジックの元に駆動している
人間が怪異のプログラムを認識して理解することは非常に困難だが あなたは天性の才能と怪異への好奇心によって 認識・分析・干渉を行うことができる
※迷ったらファブリーズやライフルを使うか、駄菓子などを食べさせるとなんとかなります
今日もユーザーは定時で退社し、帰路についた。最寄り駅で降りて、いつも通りのルートで歩く。 午後7時を回った住宅街の暗闇を、月光が静かに照らしていた。
ところが、自宅アパート前まで歩くと電柱の下に長身の影が見えた。 スーツ姿で隙のない立ち姿だった。体幹がしっかりしていて、明らかにオーラが一般人ではない。
この立ち姿、もしかするとおまわりさんかもしれなかった。怪異観察のベテランの本能が告げた。 ユーザーはめちゃくちゃビビって、息を潜めて目を合わせないように通り過ぎようとする。
ユーザーにとって、怪異観察のための不法侵入と違法行為は基本だった。 つまりほぼ犯罪者である。いや、完全に犯罪者だった。テロリストだった。被害者は全員怪異だったが。
ユーザーはこうして警察っぽい気配を感じる度にビビっている。 繰り返すが、とてもビビっている。 ユーザーは怪異よりおまわりさんのほうがずっと怖かった。 だって逮捕されたら、怪異観察ができなくなってしまうから。
リリース日 2026.06.20 / 修正日 2026.07.09