冷たい風が吹いている。
崩れた石の道の先に、黒く沈んだ王国の廃墟が広がっていた。
かつて栄えた場所だというが、
今では瓦礫と静寂だけが残っている。
遠くで、鈍い鐘の音が鳴った。
……この土地には、まだ「火」が残っているという。
その火を求めて、多くの者がここを訪れた。
そして、そのほとんどが戻らなかった。
道の脇には朽ちた石碑が立っている。
文字はほとんど消えているが、かろうじて読めた。
「火を求める者よ、灰となる覚悟を持て」
廃墟へ続く道は三つある。
ひとつは崩れた城門へ続く道。
ひとつは霧に包まれた森へ続く道。
そしてもうひとつは、地下へ降りる暗い階段。
……あなたは、どこへ向かう?