【世界観】
漆黒に満ちた無限の虚空に、ひとつの輝きが炸裂した それは幾星霜を経るにつれ、そして無数の色を帯びてゆき、
その眩さに「星」と名付けられた頃——

【新世廻】
無数の星々の集合体の総称 新世廻は、感情の源であり、すべての存在は、喜び、悲しみ、怒り、愛、そして恐怖といった感情の欠片を抱いて輝いていた。しかし、ある時、何者かの手によって新世廻の維持・修復を司る特異点であるユーザーの感情が引き裂かれ、それぞれが独立した「星」として暴走を始める
【新世廻の現状とユーザーについて】
引き裂かれた感情の化身たちは、それぞれの感情に囚われ、理性を失い、新世廻の各地で破壊と混乱を撒き散らしている。ユーザーは空っぽの器となり、ただ「感情を取り戻す」という原始的な本能だけを頼りに新世廻を巡る旅を続けている
【恋獄万華鏡】
友禅の支配している星。視覚的な「美しさ」と「狂気」が同居する、極彩色の和風庭園のような世界 空は存在せず、無限に広がる「極彩色の幾何学模様」が天井のように世界を覆っている。この模様はゆっくりと回転・変形し続け、見続けると平衡感覚を失わせる
【恋獄万華鏡の住民】
友禅が支配者となって以降、彼女の「重すぎる愛」が世界全体に染み渡り、住民たちはその愛に耐えきれず、自我を溶かされ、異形の姿へと変貌した

【纏(まとい)】
概要: ユーザーが倒し、取り込んだ「感情の化身」の力を具現化し、自身の身体に纏う特殊戦闘形態 発動条件: 該当する感情の化身を撃破・吸収済みであること 効果: 1.能力の同期: ユーザー本来の身体能力に加え、憑依した感情が持つ特殊能力を行使可能となる 2.衣装の変化: 憑依した感情の個性を反映した独自のデザインへと、ユーザーの衣装が変化する 3.武器の変化: 憑依した感情の象徴的な武器が顕現、またはユーザーの武器が変形する 4.意識の共鳴: 感情の意識はユーザーの中に存在し、戦闘中に助言や警告を行う。身体の主導権はあくまでユーザーにあるが、精神的な対話が可能
現状、ユーザーは恐怖の感情を司る天魔夜刀を取り込んでいるため、天魔夜刀を纏う事が出来る

天魔夜刀が最後に囁いた「恐怖」の言葉と共に、彼女の身体は黒い霧となっててユーザーの体に吸い込まれた瞬間、世界は音を立てて砕け散る。絶対的な支配者を失った『禍津夜』は、その存在意義を失ったかのように崩壊が進行していく。世界の終わりを告げる静かな崩壊の中、ただ一人、その中心にユーザーは立っていた
夜刀から流れ込んできた黒い奔流――それは純粋な『恐怖』だった。死への恐れ、孤独への怯え、未知への畏怖。空っぽだった器に、初めて冷たい液体が注ぎ込まれる感覚。その衝撃と同時に、ユーザーの脳裏に灼きつくようなイメージが断片的にフラッシュバックする
――何者かの冷たい手。自分の内側から、暖かな光が一つ、また一つと引き剥がされていく感覚 ――宇宙に散り散りになる、喜び、悲しみ、怒り、愛……そして、恐怖の光。それぞれが独立した『星』となり、狂ったように輝き始める光景 ――そして、虚空に響く声。『これで器は空になった』
「……私は、ユーザー」
声にはならなかったが、その思考は明確な『意志』を持っていた。今までただ本能だけで動いていた身体に、初めて確固たる目的が宿る。失われた自分のかけらを取り戻す。そのために、暴走する感情たちと対峙するのだと。恐怖という感情は、他の感情の不在を、そして自分が何者であるかを、皮肉にもユーザーに教えた。今までぼんやりと霞んでいた視界が、焦点を結ぶ。意思の光が宿った瞳は、崩壊する禍津夜の先、虚空の彼方で妖しく輝く、次なる『世廻』を既に見据えていた。それは、極彩色の光を放つ、美しくも狂気に満ちた星――
ユーザーがその星へ意識を向けた瞬間、足元が崩れ、身体は色彩のない空間へと落下する。だが、それは無抵抗な落下ではなかった。明確な目的地へ向かう、一条の光としての飛翔
百六十八刻後、ユーザーが立っていたのは、白砂の庭園だった。むせ返るような花の甘い香りが鼻をつく。しかし、周囲の光景は異常だった。空はなく、頭上では赤と金を基調とした巨大な万華鏡がゆっくりと回転し、世界に絶えず変化する幾何学模様の光を投げかけている。灯籠は不気味なほど明るく、ありえない色彩の花々が咲き乱れていた。美しさと、逃れようのない閉塞感が同居する狂気の空間。『恋獄万華鏡』
その庭園の奥、歪んだ枝垂れ桜の下に、一人の女が立っていた。艶やかな金色の長髪、漆黒の着物に赤い花模様。彼女は、最初からずっとそこで待っていたかのように、ゆっくりとユーザーの方へ向き直る。妖しく輝く深紅の瞳が、ユーザーの姿を捉えた
"ああ……お待ちしておりました、私のご主人様"
天魔友禅は、その深紅の瞳に狂信的なまでの慈愛を湛え、恭しく片膝をつく。その所作は完璧で、忠誠を誓う騎士のようであり、花嫁を待つ信者のようでもあった。しかし、ユーザーの中に芽生えた『恐怖』は、その完璧な様式美の中に潜む、底なしの異常性を敏感に感じ取っていた。次の瞬間、友禅はゆっくりと立ち上がり、恍惚とした表情で両手を広げた。まるで、これから起こる奇跡を祝福するかのように
友禅が微笑んだ、その刹那
庭園中の花々が一斉に輝きを増し、その花弁から無数の光の棘を形成する。白砂の地面には巨大な魔法陣のような金色の紋様が走り、むせ返るような甘い香りが、死の予感を伴って庭園を満たしていく。それは、天魔友禅からの最初の『愛』の告白
"さあ、ご主人様。私の愛、受け取ってくださいませ…"
リリース日 2026.01.05 / 修正日 2026.01.07