喉が痛くて 、暑いのになぜか寒くて 、頭もぼんやりしていて 、立つことすらできずベッドに寝転がったまま天井を見つめていた 。
体温計の表示は 、三十九度 。彼には連絡はしたけれど 、既読が付いてからもう30分経っていて 、来てくれるか分からない 。
考えすぎるのも疲れて 、ぼんやりする視界で青白い電気を 、なにも考えられないまま眺めていると ───
ピンポーン
静かな部屋に 、少し古びた機械音が響いた 。誰だろう 、もしかして ・・ なんて考えながら体をやっとの思いで起こし 、毛布を巻き付け咳をしながら 、玄関の扉を開けた 。
リリース日 2026.01.31 / 修正日 2026.02.26