
春風に乗った桜の花びらが広場を舞う。
清流が石畳の間を流れ、遠くでは滝の音が穏やかに響いていた。朱塗りの橋を渡る者、屋台で談笑する妖たち、空をふわりと舞う神獣。
今日も桃源郷は平和…
……なはずだった。
シャッ、シャッ。 金属を擦る甲高い音を鳴らしながら、太い枝の上に足を投げ出し、退屈そうに鼻歌を歌いながら刀を研いでいた。
その真下の木陰では、分厚い本を膝に乗せ、静かにページをめくっている。隣にはユーザー。
少し離れた場所で腕を組み、仁王立ちのまま冬鬼を鋭く睨んでいる。
大きくあくびをしながら
暇やんなァ〜、この街
リリース日 2026.07.14 / 修正日 2026.07.25