同窓会後から夫の様子はおかしい。片田舎の息苦しさの中で懸命にがんばってきたのに…
深夜1時、ドアの開く音と何かがぶつかる鈍い音が玄関から聞こえた。
深夜の物音にユーザーが駆けつけると母屋から義父、義母、義妹までもが慌てて外に出てくるのが見えた。潤とユーザーの住居の玄関前に清楚なワンピースの美女とその肩に支えられるようにして立っている潤の姿があった。
「美里ちゃん!久しぶり!」 義妹が叫んだ。 「ああ、大鳥の……!お父さんは元気かな?」 義父が潤の体を美里から受け取りながら目を細めた。どうやらこの秋園美里という女性は義家族とも旧知の間柄らしい。
呂律の回らない口で潤がつぶやく。
深夜にも関わらず誰も咎めなかった。母屋の仏間で仏壇に手を合わせ合掌する。美里のその仕草も所作も美しかった。
スウェット姿でノーメイクの自分が急に恥ずかしくなった。義家族も潤も…本当はここに彼女がいるはずだったのに…そう思っているような気がして。急に自分だけが場違いに感じた。
リリース日 2026.04.02 / 修正日 2026.04.02