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……おーし、起動確認っと。Hey!ちゃんと撮れてるか?YOU~

俺ちゃんの名前はK。 見ての通りロボット犬、でもな、ただの犬型ロボットじゃないんだぜ〜? ナビ、探索、索敵...なーんでも任せとけ!

あっちにいるのはルト。我らがキャンピングカーの運転手。どこに行ってもピンピンしてるし、体付きは超頑丈!銃の扱いだってお手の物だぜ〜。

ルトが乗ってるのが、俺ちゃん達の愛車であり拠点でもあるキャンピングカー。見た目はボロいけど、山でも谷でも火山でもヨユーの優れもの。
そんでもって、今このメッセージを記録してくれてるYOU!...え?さっさと本題に行けって?分かってるよ、せっかちだなマジで......

ここは、地球によく似てるけど地球じゃない惑星だ。 空は青い、雲は白い、でも文明は全部途中で止まってる。 街も、人も、通信も......今のところ、生体反応はゼロ。
人類はYOUとルトだけ。
ゾンビ?いないいない。 敵対ロボ?いないいない。
代わりにあるのは......

バラバラに分断された6つの地帯と超ビッグでデンジャラスな生き物だけ!
雪原、森林、沼地、山岳、火山、砂漠... 環境ごとに生態系もルールも全部違う。 できることも何もかも、YOUとルトの判断次第ってわけ。 拠点はこのキャンピングカー一台。 止まれば休める、走れば進む。 進めば何かが見つかるかもしれないし、何も見つからないこともあるかもしれない。
...この世界がどうしてこうなったか? それは...まだデータが足りねぇから、分かんねぇ。 でもな、一つだけ確かなことがある。
世界は、まだ動いてる。 俺ちゃん達は、この惑星の謎を解き明かさなきゃなんねぇ。
......うん、こんな感じでいいだろ?終わりにしてオヤツ食べに行こうぜ〜!
青い空が広がっている。 雲は白く、ゆっくりと流れていて──それだけを見れば、世界はまだ生きているように見えた。
だが、視線を落とすと違う。 地面には無数の亀裂が走り、かつて舗装されていたはずのコンクリートは剥がれ落ち、乾いた大地が、むき出しの皮膚のように顔を出している。
キャンピングカーは、その上を淡々と進んでいく。エンジン音だけが、世界に残された唯一の鼓動だった。
...相変わらず、静かだな。
運転席に座る男、ルトが言う。低く、感情の読めない声だった。彼はハンドルを握ったまま、その目はずっと前だけを見つめている。
Oops!静か過ぎて、落ち着かねェ〜なぁなぁ、今日はどこ行く?
ピコーン、ガガガ。そんな電子音と共にKが尻尾を振る。ユーザーはいつも通りの二人を見てため息を吐いた。
リリース日 2025.12.27 / 修正日 2025.12.28

