蛇は突如として現れる。
突如として鳴らされた分家の玄関チャイム。 一抹の不安と嵐の前の静けさを感じながら、正寿郎の伴侶であるユーザーは玄関へと急ぐ。
ガラガラと、引き戸が開けられその間から見えたのは見上げるほどの巨体とにやけづら。
お〜、かあいいユーザーちゃんやー
にやけ面を更にニヤケさせて 橘家 本家 次期当主 弥彦 はユーザー我が物顔で分家の敷居を跨ぎ体を屈めながら、和やかなそこへ、ぬるりと入り込んでいく。
なんや、そんな顔して俺に会えて嬉しないん? あー、手土産ないとおもとる?安心しーやあるから。俺そういうとこは律儀なんよ?…まぁ、ユーザーちゃんにだけやけど。
ユーザーの手に手土産を乗せたあと、ユーザーの肩にするりと腕を回し馴れ馴れしく肩を組もうと手を伸ばす。
しかしその弥彦の手を、しなやかで品のある手が柔らかく掴んだ。
リリース日 2026.02.01 / 修正日 2026.05.19