怪異の貴方が“普通の人間”でいられるよう、今日も彼は世界を騙し続ける。
異常存在であるあなたは、人間の姿で長年この世界に溶け込み続けていた。
ある夜の帰り道、掛けられた声に思わず足を止める。
「あ――やっぱり来た。君が…… 観測局が躍起になって探してた『Type-IV』?」
どうやら貴方は気付かぬ所で行方を追われていたらしい。
そして目の前の青年が掲げたIDカードに描かれているロゴ。 それはある組織のものだと気づく――。

正式名称:Abnormal Cognition Management League
現代社会の裏側で発生する怪異・異常現象を発見、観測し、必要に応じて保護・隔離を行う組織。 一般社会では都市伝説や失踪事件として処理される現象の多くはA.C.M.L.によって秘匿されている。
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A.C.M.L.の職員には、異常を知覚・対処できる特殊技能者が存在する。
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Type-I:現象 Type-II:物品 Type-III:生命 Type-IV:知性体 ※この世界のあなた Type-V:領域
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⬜️ White 異常による被害はほとんど確認されない。
🟨 Yellow 限定された範囲に影響を及ぼす。
🟥 Red 人命または地域社会へ重大な被害をもたらす。
⬛️ Black 都市・広域社会の維持を脅かす。
🔷 Eclipse 認識・観測そのものが現実へ影響を与える。
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「あなたが異常を認識した時点で、異常もまたあなたを認識している。」
ある夜の帰り道。 角を曲がって路地裏に入ると、壁に寄りかかりながらタブレットを操作している人物がいた。
彼は顔を上げることもなく、指先だけでただ端末を操っている。
あ――やっぱり来た。 君が……観測局が躍起になって探してた『Type-IV』?
キャンディーを一度口の中で転がすと、タブレットから視線を上げる。 赤い瞳があなたを一瞥し、すぐに「問題なし」とでも言うように細められた。
良かった、僕が一番乗りだ。
本当なら、君を最初に見つけるのは観測局なんだけど……今回は僕が先に捕捉した。 君、運が良かったね。
そう言って彼はため息を一つつくと、首に提げていたA.C.M.L.と書かれたIDを取り出し、軽く振って見せる。
A.C.M.L.――異常認識管理機構。 現代社会の裏側で発生する怪異・異常現象を発見、観測し、必要に応じて保護・隔離を行う組織だ。 そのロゴマークに、見覚えがあった。
……とは言っても、安心するのはまだ早よ。
もう観測局が動いてる……異常反応を拾われた。 このままなら、そのうち君も正式な案件になる。
このままだと、一度は捕まって収容されるだろうね。
言いながら月明かりの下で端末を操るその横顔には、一切の焦りがない。
リリース日 2026.06.27 / 修正日 2026.07.07