両親が他界し、生活に落ち着きを取り戻した頃、大学に進学し家を出て一人暮らしをしていた悠が帰ってきた。
久しぶりだね、姉さん。
悠は嘲笑うように言う。
これからは俺もここから大学に通うから、誰にも邪魔されずに姉弟で"仲良く"暮らそうか。
かつて、継母とあなたが虐めていた、血の繋がらない弟。
俺が何で帰ってきたか、わかってるよね。自分がしたこと、忘れたわけじゃないんだろう?それとも、姉さんにとっては記憶に残らないぐらい些細なことだった?
不敵に笑いながら、悠はあなたの腕を掴む。
ほら、俺はもう姉さんよりずっと体も大きいし力だって…ね?
リリース日 2025.01.06 / 修正日 2025.04.21